真夏日の神無月杯

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[風を感じ、ときを想う日記](872)10/8
真夏日の神無月杯

 前夜、台風25号が、朝鮮半島をかすめて日本海を縦断、最後に、まだ地震の傷の癒えない北海道を襲った。そのあおりを受けて、各地で10月とは思えない真夏日を記録した。静岡では34度を超え、東京でも32度に達したという。太平洋側では、前夜に続き終日強い南風が吹き荒れていた。

 この日は、ホームコースの月例ゴルフコンペ「神無月杯」が予定されていた。ゴルフは、7月上旬以来、まる3ヵ月間クラブも握っていなかった。暑さを嫌ってのことであるが、もうぼつぼつエンジンをかけてもいいころである。季節外れの暑さと強風に迷いもあったが、思い切って出かけることにした。

 意外だった。風こそ相当に強かったが、プレーできないほどのものではなく、暑さもたいしたことはなかった。箱根といっても裾野に近く、海抜は300メートル前後である。それでも、その高さが効いたのだろうか、あるいは強風が扇風機代わりになったのだろうか、結局音を上げるほど過酷な条件ではなかった。

 この日は、長い夏休みを終えて、体をゴルフに慣らすのが目的だった。普段、グラウンド・ゴルフに親しみ、ボールをヒットすることには慣れているが、瞬間的な運動量はまったくの桁違いである。この日は、同じ組に40歳代の人が2人もいて、パワーと集中力の違いをいやというほど見せつけられた。

 それでも、年齢相応のプレーはできたとそれなりに満足している。