愛車のリコール

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[風を感じ、ときを想う日記](702)6/27
愛車のリコール

 いま、タカタ社製エアバッグの安全性が世界規模で問題になっている。時間が経てばたつほど、その内容を聞けば聞くほど、その問題の根深さと大きさに驚かされる。実はこれまで、そのメーカーの名前すら知らなかったのだが・・。

 ところで、自動車のリコール問題だが、オーナードライバーになって40年、一度もそれに遭遇したことはなかった。これだけ多くのリコールがあるのだから、運が良かったとしかいいようがない。そんなことから、エアバッグ問題を含め、車のリコールについては対岸の火事くらいにしか思ってこなかった。

 それがとうとう自分のこととして目の前に現れた。その内容は、「エンジンの冷却装置の部品に、一部強度不足があるので補強したい」というものだった。所要時間は1時間半から2時間程度だという。ディーラーの近くに用事があったので、そのついでに修理してもらうことにした。

 それにしても、リコール制度とはいいシステムである。人間が作るものに“完璧”なものなどありはしない。要は、不完全な部分をいかに早く見つけ出し、いかに迅速に対処するかである。初動が遅れたために傷口を広げ、治癒を長引かせて、多くの人に迷惑をかけた事例は枚挙にいとまがない。

 ポイントは、勇気をもっていかに早く誠意をもって情報開示するかである。答えはおのずから見つかり、会社への信頼はいっそう増すというものだ。