[風を感じ、ときを想う日記](333)2/10
デジカメのバッテリー
デジカメのバッテリーがだいぶくたびれてきた。充電しても、4~5枚も撮ると電池切れの状態になってしまう。
先週水曜日、新しいものに買い替えようといつもの家電量販店を訪れた。「これは取り寄せになりますので、来週水曜日に来てください」と注文請書を渡された。約束日の前日にあたる昨日、その店から電話があった。「念のためにメーカーに電話してみたら、在庫がなく生産は来週になるそうです。入庫しだい改めて連絡させてもらいます」ということであった。
必需品なのに、メーカーはもとより流通段階のどこにも在庫はないそうだ。製品はたまにまとめて作るだけだという。一方、私にはカメラを使う予定があった。チャンスは失ったら二度と戻ってこない。だんだん不満が募り、たかがバッテリーだとは思ったがとうとうメーカーに電話してみた。
その会社のお客様相談センターの返事は、「通常通り生産・販売しており、遅れるとしたら販売店さんの事情によるものではないですか?」の一点張りだった。再度販売店に確認したところ、メーカーの次の生産予定は来週の月、火だそうで、店への入荷はその週の金曜日ごろになるという。結局、最短でも注文後16日間待たされることになる。
どうやら、販売店もメーカーも、本体を売ることにかけては一生懸命だが、それを気持ちよく使ってもらおうというユーザーサイドへの配慮には欠けているようだ。とくに、メーカーのあの突き放したような態度はいただけない。会社の名声に比例して、顧客との距離は離れていくものだろうか。経団連会長まで輩出するような企業では、それがいっそう顕著になっていくのだろうか。
そういえば、先代の会長を出した企業ではリコールで大わらわのようだが、これも単なる偶然なのだろうか。