同郷人の会

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[風を感じ、ときを想う日記](699)6/10
同郷人の会

 私の所属する東和町人会の総会は毎年10月だが、姉妹関係にある他の同郷人会はみな年の前半に開かれている。旧久賀町の久賀倶楽部は1月、旧橘町のたちばな会は2月、そして旧大島町の大島ふるさと会は5月である。また、旧東和町の一部である沖家室島出身者のかむろ会は6月と決まっている。

 いずれの会にもゲストとして出席しているが、毎年のことなので今年はこの日記への記録を省略してきた。先日開かれたかむろ会をもって会合も一巡したので、とくに参加者について自分なりに考えてみることにした。

 各会とも、参加者減少の歯止めに苦労しているようだ。一番の原因は、メンバーが高齢化し、参加したくてもそれが叶わない人が増えてきていることである。もちろん、ひと足先に他界した人もたくさんいる。

 本来なら、世代交代によって新しいメンバーが加わってくるはずだが、それが極めて困難な状況にある。母体となる故郷の高齢化と人口減少に歯止めがかからないため、新たに上京してくる人がほとんどいないことである。

 メンバーを増やす残された手段は、在京の二世、三世を強引にでも勧誘することくらいだ。ただ、横の人間関係を含め、親の故郷に対するなじみは当然薄いはずである。結束力に緩みが出てくるのも、当然覚悟しなければなるまい。

 やはり、あるがまま臨むのが一番自然なのかもしれない。