長谷寺のアジサイ

イメージ 1

イメージ 2

[風を感じ、ときを想う日記](698)6/8
長谷寺アジサイ

 今朝テレビを見ていたら、鎌倉の明月院の賑わいが伝えられていた。いわずと知れたアジサイの名所である。「そうだ!長谷寺へ行ってみよう」。かくして、まったくの思いつきだったが、鎌倉へアジサイ見物に出かけることにした。

 長谷寺へ?それも、なぜ今日なの?そう、今日は薄曇りで気温も比較的低く外歩きにはもってこいなのだ。予報によると、今夜から雨になり明日は一日ぐずつくという。最悪の場合、そのまま梅雨入りし、出かけるタイミングを失してしまうかもしれない。アジサイは見ごろを迎えているというのに・・。

 明月院は名の通ったあじさい寺である。最初に訪れたとき、評判通りのその素晴らしさにいたく感動したものだ。しかし、2度目のとき、すっかり俗っぽくなっているのにがっかりさせられてしまった。テレビではその素晴らしさが強調されていたが、足はどうしてもそちらに向かおうとしなかったのだ。

 一方の長谷寺は、40種におよぶという種類の多さと、2,500株にもなるという規模の大きさで評判を呼んでいる。この季節にそこを訪れたことはなかったので、ぜひ行ってみたいと思っていたわけである。

 多彩かつ多様な色と形をしたアジサイが、長谷寺の裏山一帯に所狭ましと植えられていた。七変化に輝くあのあやしげな花々が、木々の新緑と相模湾の深い青色と絶妙なコントラストをなし、訪れる人たちを魅了してやまない。

写真下:長谷寺アジサイの名前を解説したウチワ(長谷寺で配布されている)