’15 八重洲会

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[風を感じ、ときを想う日記](688)4/19
’15 八重洲

 長年、利用してきた八重洲富士屋ホテルが閉鎖された。閉鎖前の、昨年の八重洲会には、その危機感からだろうか、例年にない41名もの参加者があった。あれが最後だったかもしれないとあきらめかけていたところへ朗報が入った。会長の機転で、新しい会場として日暮里駅前のホテルを確保できたのだ。

 東京駅前と日暮里駅前とでは立地のイメージに多少の差はあるが、誰ひとりそれに異を唱えるものはいない。会の名前と開催場所が一致しなくなってしまったことにも頓着する人はいなかった。むしろ、駅からの距離が近くなり、内容も濃くなったことの方をみな喜んでいた。

 開催場所が変わったことで、私自身初めて「上野・東京ライン」を体験することができた。利便性が増したことはいうまでもないが、神田あたりでは新幹線よりさらに高いところを通るので、そこからの眺望もまた格別であった。

 ところで、肝心の参加者の人数だが、三十数名と予想よりだいぶ多かった。会の盛り上がりも期待以上で、まだまだ捨てたものではないという印象を強く受けた。こうした高齢者中心の会合が次々と姿を消していく中で、健在ぶりをいかんなく発揮しているといえよう。

 「来年もといわず、身体の続く限り、ずーっと続けよう!」という参加者たちの声に、互いに勇気づけられた一日でもあった。