Pen-Tax '15

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[風を感じ、ときを想う日記](684)3/15
Pen-Tax ‘15

 今年も、所得税の確定申告に取り組んだ。今回は、申告する項目が例外的に一つ増えたので、それなりに大変な思いをした。

 3年前までは、国税庁の勧めもあってe-Taxと呼ばれるインターネットでの申告に取り組んできた。しかし、その次の年になって同じようにやろうとしたら、私のパソコンでは能力的に対応できない状態に陥っていた。

 その原因がよく理解できないまま、結局途中で放り投げざるを得なかった。このときは、最終的には手書きに切り替えて申告書を作りなおした。その体験は、ペンで手書きしたのでPen-Taxという題をつけてエッセーにまとめた。

 昨年も、なんの進歩もないまま、また手書きの申告でその場をしのいだ。今年も同じパソコンを使っているので、トライするまでもなく同じトラブルが予想される。それなら最初から手書きで取り組んだ方がいい。

 確定申告は、もともと手書きで取り組んできたが、途中でe-Taxを奨励されるようになり、いわば受身でインターネットに切り替えた。たしかに、データの入力さえ正確にできれば、その先の計算は簡単で結果も間違いはない。一方の手書きの良さは、税金の仕組みがきちんと理解できることだろう。

 訳のわからないまま渋々取られるのと、計算のプロセスを納得した上で進んで払うのでは、国民感情の上でも大きな違いがあるはずである。