所得税の確定申告

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[風を感じ、ときを想う日記](1014)2/6

所得税の確定申告

 

 今年も、所得税の確定申告は手書きでまとめた。当局からはe-taxを奨励されているが、基礎データを打ち込むと自動的に計算され、どんどん結論へと導かれていく。何がなんだかよく分からないうちに計算が終わり、ハイ「送信」となる。納税者、税務署双方とも手間は省けるだろうが、納得性という点ではいま一である。私も始まったころ2年続けてやってみたが、結局元の手書きに戻した。

 

 今回も、手引き書に従って電卓とボールペンで取り組んだ。まず、収入金額を拾った。年金だけなので昨年とほぼ同額である。次に、計算式に従って所得金額を導き出した。あれ?昨年より10万円ばかり多い金額になる。増税?納得いかないまましぶしぶ次へと進んだ。エッ、基礎控除額が昨年より10万円増えている。減税?いや、先ほどの所得金額が増えたのと見合っただけのようだ。

 

 あとで、主な税制改正についてという刷り物を見ると、最初にそのことが書いてあった。「・・控除額が10万円引き下げられ、基礎控除の控除額が10万円引き上げられました」と。しかし、“なぜ”という理由はどこにも見当たらなかった。それ以上求めても“下々に一々説明するまでもない!”のかもしれない。それでも、手書きだと、それに気づいただけでもよかったと思っている。

 

 時間だけはたっぷりあるので、申告書を手書きで丁寧に仕上げ税務署に持参した。窓口の列は、ディスタンスをとっても心配したよりずっと短かった。