一日早い立春

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[風を感じ、ときを想う日記](1013)2/3

一日早い立春

 

 昨日の節分には、遊行寺の豆まきに出かけようと楽しみにしていた。しかし、コロナ禍で結局中止となってしまった。それでも今日、平年より1日早い立春を迎えた。長かったような、それでいて、過ぎてみればあっという間の冬だった。

 

 一方、コロナ禍では、まだ当分“冬”の季節が続きそうだ。本来なら、昨夕「コロナ鬼は外~!」といって災厄を追い出し、7日には緊急事態宣言が解除され、名実ともに春を謳歌できるはずだった。こうなったら仕方ない、徹底的に巣ごもりを決め込んで、本当の春を持つしかないようだ。

 

 ところで、立春といえば毎年2月4日と決まっていたはずだ。しかし、今年はなぜか1日繰り上がった。なんと、1日早い立春は124年ぶりのことだという。そして、立春が2月4日でないのは1984年の2月5日以来のことだそうだ。

 

 この現象は、1年が正確には365.2422日であるためだ。端数の0.2422日を調整するために4年に1度の閏年があるが、それでも0.0078日分だけ調整しきれないためこんな変則の暦が必要になるらしい。

 

 これからしばらくは、4年ごとに2月3日が立春となるが、9回続いた後の2057年の次は2061年ではなく2058年と2年続きになるそうだ。その頃には、昭和生まれの人はほとんどいないはずなので、今回が実質最後の変則立春となるようだ。今日の予報は晴れ!みんなでささやかに立春を楽しもう。