一月の風

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f:id:yf-fujiwara:20210110082656j:plain[風を感じ、ときを想う日記](1009)1/10

一月の風

 

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。

 

 ・・・明けて、今年は丑年にあたります。そして、この年のマスコットキャラクターは牛です。

 

 丑年になぜ牛を当てたかはいまもはっきりしませんが、牛は日本の基幹産業である農業を、その強力なパワーで支えてくれた私たちの大切なパートナーです。いまも、牧場のマスコットであると同時に、乳製品や高級食材の供給元としてなくてはならない存在です。

 

 牛には、頑固だとか行動力に欠けるなどの物足りない面も沢山ありますが、あの忍耐強さやプライドある物怖じしない態度は、かつては神として崇められたことさえありました。

 

 コロナ禍に打ちのめされた私たちが、その2年目に向けて立派に立ち直るためには、首尾一貫した施策と牛のような忍耐強い取り組みが欠かせないのではないでしょうか。・・・

 

 そのコロナ禍の第3波は、想像を超える大波となって列島全体に覆い被さってきた。その原因は、ウイルスの感染力が強くなったわけではなく、偏に人々の油断によるものだ。行動にメリハリを付けて、「ソーシャル・ディスタンス」の基本さえしっかりと守れば、必ず沈静に向かうはずである。