初雪と初詣

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[風を感じ、ときを想う日記](674)1/2
初雪と初詣

 普段より1時間以上遅い朝食だった。前夜、紅白に最後までお付き合いした結果である。その朝食は、1年ぶりのお雑煮だった。やはり美味い。こんなに旨いのなら一年中食べていてもいいくらいだ。ただ、年齢を重ねるにつれ、のどに詰まらせる危険性も増してくるのでこの先が少々心配である。

 その、遅い朝食を終えて初詣に出かけた。お参り先は、由緒ある近隣の守り神である。予想通り、列は鳥居の外まで続いていた。晴れやかだった青空にはいつしか黒雲が広がり、寒さも加わってきた。そして、とうとう雪までちらついてきた。結局、拝殿にたどり着くのに30分を要した。

 あられのようだった雪はやがて牡丹雪に変り、帽子を脱いだ頭を冷たく濡らした。参拝を終えて境内の外に出てみると、順番を待つ人の列は二倍ほどに伸びていた。やはりお昼が近づくにつれ出かける人も増えてきたようだ。

 初雪となった元旦の雪は夕方まで続いた。長蛇の列をなしていたあの参拝客たちは、雪の中でもそのまま辛抱強く並んでいたのだろうか。地面を覆い隠すには至らなかったが、初雪は屋根や樹木に白い化粧を施していった。

 それにしても、お正月となるとなぜこうもたくさんの人が神社に押しかけるのだろう。年令、性別に関係なく、いや、むしろ若い人や女性が多いのに驚かされる。普段は、神社など見向きもしないというのに・・。

追伸
 ,海瞭鋧は、昨夜放送されたニューイヤーコンサートのビデオを見なながら聴きながら書いたものです。写真二枚目は、その舞台となったウィーン楽友協会大ホールの建物外観です。
 ∨菁元旦に放送されるウィーンフィルニューイヤーコンサートについては、8年前にエッセイとして書きました。左上の窓に「ニューイヤーコンサート」と入力し、検索するとその記事が出てきます。ぜひお試しください。