大船フラワーセンター

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[風を感じ、ときを想う日記](637)5/20
大船フラワーセンター

 フラワーセンター大船植物園は、5月の連休明けが最も見ごろである。豪華な、あのバラとシャクヤクが一斉に花開くからだ。この時期、なるべく時間を取って足を運びたいと思っているが、今年はついつい延び延びになってしまった。でも、明日からは雨だという。今日、思い切って訪ねてみることにした。

 バラ園は実に華やかだった。350種、1,200株にもおよぶといわれるバラの群落が、きらびやかに着飾って私たちを別世界へと誘う。日本には、こんなにもたくさんのカメラマンがいたのだろうか。おじいちゃんはもとよりおばあちゃんまでが、大型一眼レフを携え三脚まで用意している。

 シャクヤク園はさらにその奥にある。170種、2,000株のシャクヤクがそこに植えられている。一番奥まったところなので、賑わうのはほんのいっとき、一年の大半は静寂を維持したままである。花の命は短いというが、すでに盛りを過ぎてしまったようで、寂しさは隠しようもなかった。

 ところでこの植物園、もとは神奈川県の農業試験場だった。それを、1962年にフラワーセンターに衣替えし、一般公開するようになったという。県立のためか、入場料も安くしかも65歳以上の高齢者は100円である。四季折々の花のほか、温室もあって熱帯の植物も十分に楽しめる。

 これからも折を見ては出かけていきたいと思っている。