わが家の花見

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[風を感じ、ときを想う日記](630)4/3
わが家の花見

 近隣のソメイヨシノは、一昨日が満開直前の八~九分咲きだった。その様子から、昨日が頂点になるだろうとみられていた。お天気は、ここ数日晴れた暖かい日が続いていた。しかし、お天道様が見られるのは昨日のお昼ごろまでで、午後からは下り坂に向かうだろうといわれていた。

 いっぽう、わが家の予定は二人とも一昨日まではいっぱいだった。そんなことから、昨日がわが家にとっての唯一無二のお花見のチャンスだった。お昼前、お弁当を買うために近所の7-11に立ち寄った。しかし、その店の棚に、桜の下で広げたくなるような逸品は皆無だった。

 仕方なく、いつものスーパーでお寿司のセットを求め、車で引地川親水公園へと向かった。ここに車を止め、大庭城址公園まで徒歩で向かうつもりだった。しかし、駐車場は順番待ちの列が公道まではみ出していた。こうなったら奥の手しかない。勝手知った空き地へと、頭から突っ込むことにした。

 川沿いの桜並木に比べ、城址公園のそれはやはり風格のあるものばかりだ。二つの大きな芝生の広場を囲むように、その大木たちが枝を重ね合せて連なっている。広場では、子連れ、犬連れの人たちが思いおもいにお弁当を楽しんでいる。もちろん、酒宴にうつつを抜かす高齢者グループも数組はいた。

 今朝からは雨、明日も雨という。今年の桜も、もうおしまいなのだろうか。