遊行寺の節分

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[風を感じ、ときを想う日記](620)2/4
遊行寺の節分

 3日は大寒の最終日、暦の上では冬の終わる日である。明けて4日は立春、まさに春の始まる日である。ところがこの両日、天候に関する限り冬と春がまったく逆になってしまった。3日は晴れ、東京の最高気温は18度にまで上がった。今日4日は曇り時々雪、最高気温は7度止まりと予報されている。

 その春の陽気の冬最終日、片道40分を徒歩で往復してきた。時宗の総本山・遊行寺の豆まきに参加するためである。七福神めぐりの時はここに車を止めさせてもらったが、この日ばかりは車で出かけるというわけにはいかない。しかし、天候に恵まれウォーキングには最適な気象条件だった。

 豆まきは、午後1時と2時半の2回と聞いていたが、昼食を済ませて出かけるには後半の方が好都合である。セレモニーに30分近くかかることを見越して、3時5分前に現地に着いた。ちょうど豆まきの始まるところだった。しかし、ステージの周りは群衆に取り囲まれ、とても近づくことができない。

 僧侶をはじめ善男善女十数人が、小袋に入った豆を投げてくれる。しかし、空気抵抗もあって、なかなかここまでは届かない。ただ群衆にもみくちゃにされるだけだった。小規模だが、あちこちで将棋倒しがおこっている。危険さえ感じられる。そのとき、やっと私の手に1つおさまった。これで十分満足だ。

 あとは、自宅でゆっくりと今年1年の無病息災をお祈りするだけである。