町内のゴルフコンペ

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[風を感じ、ときを想う日記](573)5/18
町内のゴルフコンペ

 1番ホールのティーグランドからは、目の前の池を越えて正面に大きな富士山を仰ぎ見ることができる。風が止まると、池の水面は逆さ富士で埋め尽くされる。わが町内のゴルフコンペは、この富士の裾野が激戦の舞台となった。

 町内から集まった11名は、3台の自家用車に分乗してゴルフ場に向かった。いままでは、大人数がチャーターバスを利用し、往復の車内でも盛り上がっていただけに寂しさは隠しきれない。しかし現地は快晴、ときおりそよ風がやってきて辺りの新緑を揺らす。終日、暑くも寒くもない快適なゴルフ日和だった。

 プレーが終わると、乗ってきた車に分乗してめいめいの自宅に取って返した。小休後、今度は近所の居酒屋に集まった。現地でパーティーをやると、運転当番の人たちがアルコールを口にできないための苦肉の策である。

 ゴルフ場で計算してもらった新ぺリア方式による成績表は、ここで初めて封を切られた。期待どおりと喜ぶ人、笑顔の陰に失意を隠しきれない人、結果はともかく、失敗談を肴に酒宴はどんどん盛り上がっていった。

 今回、偶然が重なって参加人数が大幅に減った。そのため、バスは使えず自家用車の出番となった。そして、パーティー会場はゴルフ場から町内の居酒屋に変わった。それでも、近所同士だからできる楽しい集いとなった。これなら、なにも無理して多くの参加者を集める必要はないかもしれない。