落ち葉の季節

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[風を感じ、ときを想う日記](546)12/10
落ち葉の季節

 紅葉シーズンも終わりに近づいてくると、上空から枯れ葉がどんどん舞い降りてくる。それが木枯らしに乗って特定の場所に集まる。わが家の車庫もその吹きだまりの一つのようだ。今日も車を使う用事があったので、ついでにたまった落ち葉たちを始末したばかりだ。

 道路から少し引っこんだ場所があると、吹きぬけてきた風がそこで渦を巻き大きな吹きだまりをつくる。シャッターをつければ、舞い込んでくる枯れ葉はもとより泥棒の侵入も防ぐことができるだろう。しかし、わが家には、そんなスペースも予算の余裕も持ち合わせてはいない。

 狸に頼めば、集めた落ち葉をお札の山に変えてくれるかもしれない、などとつぶやきながら一人で黙々と作業を続けた。昔なら、かき集めた落ち葉で焚き火をし、その灰で焼き芋をつくることもできた。しかし、いまの都会地では、そんな原始的なことさえ許されそうにない。

 昨日は、あるゴルフコンペで遠方まで出かけた。比較的やさしいコースのはずだったが、終日寒風にさらされ小さなショットでさえ思うようには振れなかった。おまけに、大きく波打つグリーンにはみなさんざん手古摺らされた。

 そして今朝、戸外はいちだんと冷え込んでいた。関東でも、初氷や初霜に見舞われたところも多かったという。ゴルフも来春までお預けのようだ。