公園の掃除

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[風を感じ、ときを想う日記](482)12/17
公園の掃除

 わが町内には、“ゆうゆうクラブという名の老人会がある。その会では、毎週土曜日の朝6時半から町内の公園でラジオ体操をやっている。夏休みの間は子供たちも加わってとくに賑やかになる。その一方、真冬の12月から2月までの3カ月間は、寒さは体に毒ということもあって体操はお休みにしている。

 そのゆうゆうクラブでは、月1回その公園の掃き掃除をしている。ラジオ体操のある時期はそれの終わった後で、体操がお休みの時期には午前7時から特別に集まって掃除に取り組んでいる。たった1000坪程度の小さな公園だが、それでも30分はたっぷりとかかる。

 今日、12月の第3土曜日は冬場の公園掃除の日に当たっていた。ちょうど、落ち葉の最盛期でもあることから、吹きだまりにはたくさんの枯れ葉が積もっていた。つい数日前まできれいな紅色をしていたカエデもすっかり裸になっていた。雑草は枯れ果て、地面は凍りついていたので熊手の滑りは良かった。集めた落ち葉は普段とは比べものにならないほどの量にのぼった。
 
 久しぶりにやりがいのある仕事に出会えたせいか、放射性物質が付着しているかもしれないなどといったことも眼中になかった。おしゃべりすることさえ忘れ、およそ40分間黙々と掃き掃除に励んだ。この冬一番の冷え込みのはずなのに、心も体もぽかぽかと温まった朝だった。