[風を感じ、ときを想う日記](1047)7/4
七月の風
今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。
・・・いまは梅雨の最中、梅雨寒で震える日もありますが、暑さは真夏に向かって確実に増していきます。そんな暑い日、かき氷の一杯も食べてみたくなるのが人情というものです。
そのかき氷の歴史は意外に古く、なんと平安時代に清少納言の書いた「枕草子」に、「削り氷(けずりひ)」として登場するそうです。氷は刃物で削り、シロップは甘茶蔓の茎の汁だったようです。夏に氷を得るためには、昔は真冬に厚い氷を切り出して氷室で保存していたそうです。将軍や大名しか味わえない、大変贅沢なものだったようです。
そういえば、一昨年の町内の夏祭りでも、かき氷がたくさん売れました。コロナ禍が早く収まり、みんなでまた冷たいかき氷を楽しめるといいですね。・・・
いい機会なので、「ゆうゆう」について紹介したい。この町内には老人会があり、「ゆうゆうクラブ」と名乗っている。その月刊紙が「ゆうゆう通信」である。
町内の自治会では、毎年夏に公園で夏祭りを催している。その露店の一つがゆうゆうクラブに任されており、かき氷や綿菓子などを販売している。昨年はコロナで中止となったが、今年はぜひ実施したいとみな張り切っている。
私の小文担当は2012年4月号からで、上記七月号で112本目となる。