[風を感じ、ときを想う日記](1039)6/1
六月の風
今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。
・・・♪卯の花の 匂う垣根に♪と聞けば、♪時鳥 早も来鳴きて♪と、つい続けてしまいます。
ウノハナとは、ウツギに咲く花のことをいいます。そのウツギは、木の茎が中空になっていることから漢字では空木と書きます。ウノハナは、旧暦4月の卯月に咲くので卯の花とも書きます。豆腐のおからをウノハナといいますが、これはウツギが別名で雪見草と呼ばれるように、白い花が一面に咲いている様子から連想したものだそうです。
そんなことを考えているうちに、あと10日もすれば長雨の始まる「入梅」が、そして20日もすれば昼間の一番長い「夏至」がやってきます。気候のいいいまのうちに、夏の準備をしっかりと整えておきましょう。♪忍び音もらす 夏は来ぬ♪。・・・
こうして小文に書いたので、写真にも収めておこうと思い近所を探しまわった。やっと見つけたのが町内の公園に植えられていたハナゾノツクバネウツギという種類である。よく分枝して密に茂り、高さは1~2mになるそうだ。
庭木として、あるいは公園などの生け垣として広く植えられているという。園芸店などでは、ウツギというより学名のアベリアで売られているそうだ。
追伸:6月24日
ハスの花を見物にいったら、蓮池のそばにアベリアの”大木”があったので写真に収めてきた。・・写真の上から5番目。