[風を感じ、ときを想う日記](545)12/7
十二月の風
今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。
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あわただしさが木枯らしに乗ってやってきたのでしょうか。シクラメンのかおりが漂う私たちの街も、だんだん気ぜわしい雰囲気に包まれてきました。
気がつけば、カレンダーは残り一枚になっていました。時の経つのが年々早くなっていくように感じられますが、それは無駄に時間をつぶしたのではなく、夢中で生きてきたことの証であるといった方が当たっているでしょう。
おかげで、今年一年なんとか無事に過ごすことができました。来年もいい年であるよう願いたいものです。そのためには、周りの人たちへのたくさんの感謝と、ちょっぴりでも自分に対する反省が必要かもしれません。
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ところで、今日12月7日は二十四節気でいう大雪(たいせつ)にあたる。ものの本によると、山はもちろん平野部でも大雪になることがある。その一方、庭に植えられたナンテンの実は赤く色づくころとあった。
なるほど、北日本では急速に発達した低気圧が大暴れしているという。大雪どころか大風まで吹かせ、人々を大いに苦しめているようだ。早く収まり、穏やかな年の瀬になるよう祈りたいものだ。