大山寺の紅葉狩り

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[風を感じ、ときを想う日記](543)11/27
大山寺の紅葉狩り

 見上げる参道の石段は、期待にたがわぬ見事な紅葉のトンネルだった。先月の末に、妙高高原で私たちを楽しませてくれた紅葉前線は、さらに色合いを深めながら1カ月をかけて相模の名山・大山(おおやま)にたどり着いた。

 大山寺(おおやまでら)の紅葉狩りは、この日を逃すことはできなかった。日曜日でかなりの混雑が予想されたが、土曜日まではスケジュールがいっぱいだった。週明けは、予定こそないがお天気はあまりぱっとしない予報だった。

 午前9時ごろ自宅を出た。どうせ、どの駐車場もいっぱいのはずなので、一番遠い第一駐車場に止めるつもりでいた。ところが現地に着いてみると、車列の最後尾はお目当ての駐車場よりはるか手前だった。それでも、車は一寸刻みで前に進んでいく。やっとその駐車場の前までたどり着いた。交通整理の係員は前の車に続けという。私は駐車場の入り口で待つと言い張った。

 30分くらい待っただろうか、やっと一台分空いた。時計は11時を回っていた。帰りに、適当な店で豆腐料理を味わうつもりでいたが、目的地に着くころにはお昼になるだろう。商店街の途中におこわを売っている店があった。大盛りにしてくれるなら、といって二人前をゲットした。

 女坂なのにこんなにきつかっただろうか。やっと大山寺の石段下にたどり着いた。あたりは深紅に染まっていた。やっぱり来てよかった!