スイス旅行

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[風を感じ、ときを想う日記](517)6/25
スイス旅行

 先週、足掛け8日間のツアーに参加してスイスをひと回りした。

 成田⇒チューリッヒ着(同市内観光・泊)⇒ルツェルン(市内観光)⇒マイエンフェルト(「アルプスの少女」の舞台の観光)⇒サンモリッツ(登山電車試乗他・泊)⇒フィーシュ(アレッチ氷河観光)⇒ツェルマット(マッターホルン観光・2泊)⇒フランス・シャモニーモンブラン観光)⇒グリンデルワルト(ユングフラウ観光・泊)⇒レマン湖畔(ワイナリー見学)⇒ベルン(市内観光)⇒チューリッヒ(泊)発⇒成田

 スイス旅行といえば、アルプスの大自然を楽しむのが最大の目的となる。したがって、お天気が崩れれば最悪の結果になってしまう。せっかく出かけていっても、目指すお山が雲に隠れてなにも見えないのでは話にもならない。晴天は、スイス旅行の絶対条件といっていい。

 梅雨空の日本を逃れ、晴天のアルプスを堪能できれば、最高の旅になったといえるだろう。私たちの場合は、雨には降られたが、山の観光にはほとんど関係のない時間帯だった。

 本物のアルプスは想像以上に雄大だった。そのアルプスの頂上近くまで、ハイヒールで登れるようにしたのだから、人間もまた偉大である。それも、自然との調和を保ちながら成し遂げたのだから“すごい”の一言に尽きる。

 ところで、道中で拾ったこぼれ話から、笑点流の小話を2題紹介したい。もし寒気がするようなら、カーディガンでも羽織ってお読みいただきたい。

 成田を出発して間もなく、スイス航空機内で食事のメニューが配られた。最初に出される食事のメインディッシュは、白身魚またはチキンとあった。家内と相談して、二人とも白身魚を希望することにした。魚はしばらく食べられないかもしれないし、第一、私はチキンがあまり好きではないのだから・・。

 やがて、食事が運ばれてきた。白人のスチュワーディスが家内に聞いた。“Fish or chicken?”。 家内は“フィッシュ”と答えた。今度は私に視線がむけられたので、“Me too”と返事した。

 残りのビールを飲み干して、やおら料理のふたを開けてみた。私の方には、家内と違うものが入っていた。嫌いとさえいえるチキンだった。どうやら彼女は、私の希望を“Meat”と聴き間違ったようだ。

 復路、チューリッヒ空港の出発ロビー内でのことである。出国手続きを終えて、免税品店街をうろついていた。私は、スイス全土が1枚に網羅された大きな地図を買った。帰国後、もう少しスイスのことを勉強してみたいと思っていたからだ。

 店を出てしばらく歩いていると、同行した私たちの男性添乗員に出くわした。私は買い物袋を見せ、「スイスの地図を買ったよ」といった。彼からは、「よかったですね!チーズはスイスの名物ですものね。お土産には最適ですよ」という答えが返ってきた。


写真:朝焼けのマッターホルン