[風を感じ、ときを想う日記](516)6/13
六月の風
私たちの町内には、ゆうゆうクラブという老人会がある。そのメンバーに向けて、毎月初めに「ゆうゆう通信」というお知らせが配布される。会員の動向や行事の案内が中心で、いわばミニ機関紙といっていい。
今年度から、そのイントロ部分を担当させてもらうことになった。そこに掲載される時候の挨拶は、いわば私の季節感を表現したものといっていい。もちろん、高齢者へのエールに一番の力点を置いていることはいうまでもない。
配布が終わった後、少し間をおいてこの欄でも紹介させてもらうことにした。標題は「○○月の風」とする。先月から始めたので今回が2回目となる。
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あたりの緑はいちだんと濃さを増し、梅の実は大きく色づき始めようとしています。田んぼでは田植えがすすみ、軒下ではツバメが子育てに精を出しています。そしてまもなく、南の方から梅雨前線がやってくるはずです。
高温多湿が続くかと思ったら、妙に底冷えすることもあります。不順なお天気で外出もままならず、とかく憂鬱な日々を送らざるを得ないことになります。古傷や関節が痛みだすのもこのころです。食中毒だって油断できません。
私たちにとってはことのほか厳しい季節ですが、梅雨の晴れ間を上手に利用しながら元気に乗り切っていきましょう。