十月の風

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[風を感じ、ときを想う日記](535)10/12
十月の風

 私たちの町内には、ゆうゆうクラブという高齢者の会がある。そのメンバーには、毎月初めに「ゆうゆう通信」というお知らせが配られる。

 今年度から、そのイントロ部分の執筆を担当させてもらっている。そこに掲載される時候の挨拶は、いわば私の季節感を表現したものといっていい。もちろん、高齢者へのエールに一番の力点を置いていることはいうまでもない。

 配布が終わった後、少し間をおいて「○○月の風」としてこの欄でも紹介させてもらっている。
      
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 厳しい残暑に痛めつけられ、息つく間もなく今度は秋雨前線による気ままな空模様に振り回される。そんな試練から、いまやっと解放されました。一年でいちばん過ごしやすい季節の到来です。

 こんな快適な時間を、長きにわたって傷つけられてきた心身の修復に当てるのもいいでしょう。陽光をいっぱいに浴びて、野外活動に励むのもお勧めです。もちろん、秋の夜長を読書三昧で過ごすのも悪くないでしょう。

 それぞれの事情に合わせて、せっかくの快適な季節を有意義に過ごしたいものです。もっとも、張りつめてきた人生の後半くらい、無為を通すのもまた意義ある時間の使い方かもしれません。