公民館まつり

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[風を感じ、ときを想う日記](470)10/24
公民館まつり

 わが市は、行政サービスの最小エリアを13の地区に分けている。私鉄の駅のカバーエリアとほぼ一致する。その13の地区それぞれに公民館が置かれ、大半は市役所の支所も併設されている。人口規模は、全市で41万人、内4万人がこの地区に住む。公民館は、私鉄の駅とともにこの地区のへそである。

 その公民館で、年1回の公民館まつりが、土・日の2日間にわたって開かれた。地域住民をつなぐ文化とふれあいの祭典だそうだ。主な行事は、サークルや地域団体の発表会とバザーならびに模擬店である。今回参加したのは、舞台のプログラムが21、広場で行われたパフォーマンスが5、展示と展示を兼ねた催し物が12、そして模擬店とバザーが21だった。

 日曜日の午後、その舞台をのぞいてみた。ちょうどクラシックギターのサークルが、「浜辺の歌」を演奏していた。つづいて登場したのはフラダンスのグループだった。フラダンスは全部で3グループが予定されていたので、多少の期待感もあった。現れたのは幼稚園生から大おばあちゃんまでの混成チーム、まさに地域サークルの発表会にふさわしい編成と演技だった。

 稽古事というと、その発表会には多くの手間と多額の費用がかかる。一方、居住地域には、駅のほかに住民を結びつける核は見当たらない。そのような観点からも、平素から文化活動に力を入れている公民館の存在意義は大きい。