公民館のコンサート

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[風を感じ、ときを想う日記](910)7/8
公民館のコンサート

 地元の公民館ホールが建替えられることになり、今月いっぱいで取り壊されることになった。長年親しんできたその施設を、少しでも記憶に留めておこうと、「星空のラストコンサート」と銘打ったコンサートが開かれた。あいにくの雨模様で、「星空」は見えなかったが、七夕に相応しい華やかな夕べとなった。

 二部に別れており、前半に登場したのは「町田スガナミ ブラスバンド ラボ」という20名編成の金管楽器主体のオーケストラだった。“サマーターム”や“ボヘミアンラプソディー”など5曲を披露した。自ら「英国スタイルの・・」と紹介しているように、荘厳でやわらかく落ち着いた雰囲気を醸し出していた。

 後半に登場したのは、Groovy Wave Jazz Orchestraという、17名編成の地元のアマチュアジャズオーケストラだった。“A列車で行こう”や“オーバーザレインボー”など、おなじみのジャズ8曲を披露してくれた。こちらはまさにアメリカンスタイル、賑やかさと華やかさで聴衆を有頂天にさせてくれた。

 そしてアンコールでは、両オーケストラ共演による“キャラバン”を大迫力で盛り上げてくれた。もちろん即興ではなく、入念に準備した上での披露だった。

 両オーケストラ共に、一部プロも混じってはいるが大部分はアマチュアだそうだ。それにしてはうまい。テクニックはもとより、態度も堂々としていた。聴く人が、これだけハッピーになったのを見るのは絶えて久しい気がする。