[風を感じ、ときを想う日記](462)9/29
シニアも躍る
昨日はホームコース恒例の、シニアだけのゴルフコンペに参加した。
空は高く、透明なブルーが稜線のかなたまで続いている。赤とんぼが群れ、列になって目の前を横切っていく。心は躍り、ショットは躍動感に満ち溢れていた。気温はぐんぐん上がり、長袖に切り替えたことを悔やませた。スポーツ飲料の2本目もあっという間に空になった。
高齢を気遣って、ティーショットはレディスと同じ場所、赤色のそばに金色のティーマークが置かれている。前方に広がる風景はいつもより優しく、難易度は格段に違うはずだ。それでも、結果はいつもと変わらない。
今朝目覚めてみたら、空は昨日の高さをそのまま受け継いでいた。ひょっとしたら、ヒガンバナが間に合うかもしれない!朝食もソコソコに小出川に向かった。目の前には例年と変わらない風景が広がっていた。台風で引きちぎられ、丸坊主になっているかと心配したが、まったくの杞憂にすぎなかった。
足元に、美術品のような繊細な形をした花がにょきにょきと伸びている。遠くに、雪のない富士山がうっすらと浮かび上がって見える。小川の両土手には、赤い帯が数キロに亘って連なり、富士のシルエットへと延びている。
透き通るような空のブルーと、妖艶に輝くヒガンバナの深紅が、シニアの心と体をいやがうえにも躍らせる。
写真 上:小出川のヒガンバナ・・遠くに富士山のシルエットが浮かぶ
下:小出川畔のヒガンバナ・・アップ