高校同窓会 ’11

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[風を感じ、ときを想う日記](456)9/11
高校同窓会 ’11

 昨日、都内のホテルで高校の同窓会が行われた。土曜日の昼間という時間の設定がみんなの都合に合っていたのだろうか。高級ホテルという場所がみんなを引き寄せたのだろうか。いつにもまして集まりはよかった。同窓生でもあるふる里の町長もかけつけてくれ、それに華を添えた。

 一流ホテルというだけに、会費はいつもより割高だった。完全な立食だったので、足は予想以上に疲れた。参加者が多かったせいか、あるいは節電が尾を引いていたのだろうか、会場は人いきれでいやに蒸し暑かった。

 懐かしい顔もあればしょっちゅう顔を合わせている人もいた。ルーツを共有する人たちと、手当たり次第に会話を楽しみ、互いの絆を確かめ合った。そして私自身、いつの間にか高齢者の仲間入りをしていることを実感させられた。とても時間内では話が尽きず、そのまま二次会場へとなだれ込んだ。こちらも予想以上に参加者が多く、ホテル側も幹事たちも大わらわとなった。

 ところで、会場に向かうとき、赤坂見附の交差点から弁慶橋を渡って四谷方面へと足を運んだ。目指すホテルはすぐ左側、右手丘の上には銀色に輝く超高層建築がそびえていた。かつて赤プリと呼ばれ、みんなのあこがれの的でもあった高級ホテルである。すでに閉鎖され、間もなく取り壊される運命にある。

 いやがうえにも、時の移ろいを実感させられる一日となった。