ズーラシア

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[風を感じ、ときを想う日記](429)3/31
ズーラシア

 開園して、もう12年が経つ。当初、展示が斬新で、三大珍獣オカピがいることなども手伝って結構評判となった。わが家でも、早いうちに行ってみようといっていたが、いつの間にか熱も冷めすっかり忘れてしまっていた。

 春休みになって、都内に住む孫娘2人がやってきた。3日目となった昨日、退屈そうにしているので市内のプラネタリウムにでも連れて行ってやろうということになった。ところが、春休み中は「イトカワ」の映画だけだという。そこで思い出したのが“ズーラシア”こと、よこはま動物園である。

 ジジ・ババ連れ、ママ連れの子供たちで、平日だというのに結構な混雑ぶりだった。なんでも、横浜市内の小学生には無料の入場券が配られたそうだ。正規料金の200円を無料にしても、600円の大人をたくさん連れてきてもらえば、収益はさらに大きくなると期待してのことだろう。

 起伏に富んだ広大な森林の、通路と展示部分だけを切り拓いたような自然豊かな動物園である。鳥類はともかく、哺乳類たちの棲むスペースに檻はない。動物と人間を隔てるのは、段差と手すりのついた堀だけである。森と青空が一体となった空間に、動物たちはゆったりとときの流れに身を任せている。

 園内のソメイヨシノも2~3分咲き。暖かく穏やかな一日だった。今度はリピーターとして、大人だけでゆっくり楽しみたいと思っている。