十人家族と箱根駅伝

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[風を感じ、ときを想う日記](412)1/4
十人家族と箱根駅伝

 箱根駅伝の往路最終5区は、例によって“山の神”の柏原が逆転で東洋大学に往路優勝をもたらした。一夜明けた復路は、その山下りで激烈な競り合いの末、早稲田大学が首位を奪い返えした。

 前日夕方勢揃いしたわが家族10人は、その復路の沿道に並んで応援に声をからした。私は、なんとかいい写真を撮りたいと、ベストポジションを探しまわった。しかし、人垣はすでにかなりの厚みになっていた。それでも、なんとか隙間を見つけ、割り込むようにして最前列に陣取った。

 選手たちはあっという間に通り過ぎていく。デジカメで動く被写体を狙うのは容易ではない。なるべく近くまで引きつけてと思っているうちに、ついチャンスを逃してしまう。さいわい、今回陣取った場所は、選手がカーブを曲がってこちらに近づいてくるところを捉えるかたちになったので、タイミングが取りやすくなんとかうまく撮影することができた。

 昼食を終えた10人は、ショッピングセンター内の大型画面に吸い寄せられていった。タスキは最終ランナーに渡り、すでに都内を疾走していた。トップを走る早稲田大学は後続にどんどん追い上げられていた。東洋大学は21秒差まで詰め寄ったが、山下りでの借りはついに返すことができなかった。