春の帰省

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[風を感じ、ときを想う日記](344)4/7
春の帰省

 昨日までの丸1週間、母の様子を見るために帰省した。今回は中学校の同期会が予定されていたので、それを挟んでスケジュールを組んだ。母は相変わらずだったが、2年ぶりの同期の桜は残念ながら1人が欠けていた。

 2年前、海を望む国民宿舎で同じ場所での再会を約したが、その日を待たず施設は閉鎖に追い込まれていた。わずか2年間とはいえ、それなりに齢を重ねた同期生たちの顔を見比べ、また国民宿舎の閉鎖の話を聞くにつけ、時の移ろいを実感せざるを得なかった。

 この1週間、1日目こそ雨にたたられたが、おおむね好天に恵まれ、うららかな瀬戸の春を満喫することができた。その瀬戸の海には、友人に誘われて同期会の翌日アジ釣りに出かけた。あいにくアジはさっぱりだったが、元気のいいサバがよく釣れた。別の友人の奥方からサバ指定で注文を受けていたので、魚の引きのよさとも相まって大変ラッキーな思いをすることができた。

 さらにその翌日には、友人たちと竹の子掘りにも出かけた。わが実家のミカン畑も、孟宗竹にすっかり占領されてしまっているので、いままでのうっぷん晴らしの思いも込めて鍬を振るった。ちょうど親類から蕗をいただいていたので、それらの獲物とともに自宅まで宅急便で送った。

 いま自宅では、家内はその竹の子と蕗の調理に精を出し、私は溜まった新聞の読破に大わらわである。