こくう

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[風を感じ、ときを想う日記](264)4/20
こくう

 今日とこれからの半月間は、二十四節気でいう「穀雨」にあたる。この季節の雨は、やわらかくしとしとと降るのが特徴である。

 やっと芽を出し、これからどんどん伸びていこうという植物にとっては、ありがたい恵みの雨となる。日本人の主食である稲や麦などの穀物も、この雨によって生長が促される。私たちの生命維持に直結する命の雨でもある。穀雨の恵みを得て、私たちは風薫る青葉若葉の5月を迎えることができる。

 穀雨の終わりごろには八十八夜がやってくる。今年は5月2日がそれにあたる。やっと芽をふきだしたお茶の葉は、この半月の間にしっかりとコクを蓄え、お姉さんたちの摘み取りのときを待つ。
 
 実は明日、同級生たちとゴルフを予定している。もう10年近くも続けている半年に一度のゴルフの会である。お互いの健在ぶりを確かめあう大切な集まりである。今回も箱根のゴルフコースで腕を競い合う予定である。

 ところが、西の方から低気圧が近づいており、明日は朝から雨になりそうだという。せっかく楽しみにしているのに、これでは恵みの穀雨どころかありがたくない「酷雨」になってしまいそうだ。