同窓の集い

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[風を感じ、ときを想う日記](118)9/30
同窓の集い

 昨日、高校の同窓会があった。場所は市ヶ谷のいつものホテルである。例年よりやや寂しい感じはしたが、その分中身の濃い集いになった。

 その母校は、郡内のもう1校と統合され、今年の4月から新しい名前でスタートした。このため、現在は3つの校名が並存している。新入生たちの新しい高校、それに2、3年生たちのいままでの2校である。いまの2年生が卒業したとき、それまでの2校の名前は完全に消える。

 今回も、同窓会をどのような形で存続させるかが話題の中心となった。いまのところ、校名や校歌に強いこだわりをもつ現状維持派が大勢のようにも見える。同窓会という組織が、ノスタルジーを求めることに多くの精力を費やしているとすればそれも結構であろう。先細りながら、理論的には7~80年は存続できるはずだから・・。

 もう一方の意見は、大局に立って同窓会も早期に合体すべきとの考えである。母校のため、後輩のために尽力しようとすればその方向がのぞましいことは明らかである。

 故郷は、すでに広域合併が実現し、一体化に向けて大きく踏み出している。同郷出身者の交流も、流れは同じ方向である。同窓会も、感情面に配慮しながらも統合に向けての前向きな努力が必要である。

 生まれたばかりの校名さえ、長期存続が危ぶまれるご時世である。