大暑

イメージ 1

[風を感じ、ときを想う日記](105)7/23
大暑

 頭上から、太陽の光が突き刺すように降りそそぐ。足下から、そのギラギラが炎熱となって跳ね返える。行き場を失った空気中の水分が、ベタベタと私たちの肌にまとわりつく。

 今日7月23日は、二十四節気の一つ大暑(たいしょ)にあたる。百日紅が咲き乱れ、セミ時雨が降りそそぐ。子供たちは水遊びに興じ、大人たちは木陰に逃れてかき氷に涼を求める。本来なら、梅雨明け十日の猛暑の中で、いいかげんうんざりしているころである。

 今年の関東地方では、そんな季節感はまだ当分味えそうにない。テレビの長期予報は、1週間先まで曇りマークばかりである。下手をすると、梅雨明けは8月にずれ込むことだってあるかもしれない。

 昨日千秋楽を迎えた大相撲名古屋場所で、ご当地出身の琴光喜大関昇進を勝ち取った。31歳と3ヵ月、史上最高齢の昇進だという。早くから注目し長年期待していただけに、こちらは長梅雨が明けた想いである。

 二十四節気でいうと、次の節目は8月8日の立秋である。秋は、もうすぐそこまでやってきている。涼しいのは助かるが、暑い夏が短ければ短いほど、その影響はマイナスの方向へと作用する。