手作業の確定申告

[風を感じ、ときを想う日記](1234)2/10

手作業の確定申告

 

 所得税の確定申告は毎年2月上旬には済ませるようにしている。それも、手書きとし、わざわざ税務署に持参している。一時は、税務署のお勧めに従いe-Taxで対応していたが、あえてそれ以前のやり方に戻したのだ。今回も、三連休に入る前にそれを済ませておこうと思い、手作業に精を出した。

 

 税務署のお勧めの理由は、持参不要、郵送代不要、添付書類提出不要、そして期間内は24時間利用可能というものだった。しかし、実際にやってみて、あまりにも簡単すぎて途中経過を理解しないまま結果が得られることになる。これでは納税者として納得がいくわけがない。

 

 今回も、厚生労働省企業年金基金発行の源泉徴収票から、収入金額、納税金額、それに介護保険料と医療保険料を基本データとして求めた。あとは、手元の資料から医療費とふるさと納税、さらには復興特別所得税を差し引いて最終的な確定税額を導き出すことにした。

 

 もちろん、昨年分も税金は払いすぎていたので、ほぼ例年並みの金額が還付されることになった。それにしても、医療費が大きく跳ね上がっているのに還付金はむしろ減り気味になっている。さらには、復興特別所得税がいまだに存在していることにも驚きを覚える。今回も、こうした税の仕組みが明確に理解できた。

 

 やはり、確定申告はペン片手の手作業・“ペンタックス”にかぎる。