季節の変わり目

[風を感じ、ときを想う日記](1233)2/6

季節の変わり目

 

 3日の土曜日は節分、4日の日曜日は立春、そして5日の月曜日は初雪だった。こう書き並べてみただけで、なにかとても慌ただしい気分にさせられてしまう。寒いとはいえ安定した冬の時節から、希望に満ちた本格的な春へと向かって、どんどんと変化していく季節の激変期に入ってきたのだ。

 

 節分の日には、遊行寺の豆まきに参加するつもりでいた。しかし、すぐにあきらめた。この日は土曜日で、若い屈強な男が多数参加する可能性がある。そうなると、危なくて豆拾いどころではなくなる。最近は足腰が衰え、体力勝負が多少なりとも危惧されるところには近寄らないようにしているのだ。

 

 翌・立春の日は、イブの賑やかな行事にお株を奪われ、反対に静かな日曜日となった。スーパーの売り場を賑わした恵方巻の山はどこかへ姿を消し、特設売り場はチョコレート一色に様変わりした。しかし、一時の義理チョコブームは去って、店側の期待どおりには事は運ばないのではなかろうか。

 

 そして昨日月曜日、予報どおり南岸低気圧がやってきた。この辺りでは今年初めてのことである。水分を含んだ雪がどんどん積もり、夜には雷の音まで加わって初雪を盛り上げた。この一ヵ月あまり、能登半島地震一色だったニュースは、首都圏の大雪の話題がその多くの部分を奪い返していた。

 

 明日からは、名実共に春の穏やかな日和が続くという。