七福神めぐり・完歩の巻


[風を感じ、ときを想う日記](1230)1/18

七福神めぐり・完歩の巻

 今年は龍の年、七福神めぐりで残った2つの聖地はいずれも龍と大変な関わりのあるところだ。ついては、今回の終盤はその龍にこだわる旅としてみた。

 

 最初に訪れたのは、毘沙門天がまつられている日蓮宗の本山・寂光山龍口寺である。日蓮宗の開祖、日蓮があわや処刑されそうになった、伝説の龍口刑場跡地に建つ寺院である。その本堂に、七福神の一つ毘沙門天がまつられている。龍とどのような関わりがあったかさだかではないが、地名がずばり龍の口であることから、どうしてもそれに拘ってしまう。

 

 今回、最後に訪れたのは江の島である。ここは、七福神唯一の女神である弁財天がまつられている。島の各所に龍にまつわる伝説があり、その絵や彫刻もたくさん残っている。藤沢市発行の、今年最初の「広報ふじさわ」には、江の島の「龍」がたくさん紹介されている。弁天橋たもとの石灯籠、参道入り口の青銅製鳥居の額、中津宮の拝殿正面、銭洗いの池の飾り、水琴窟の蛇口、奥津宮の石灯籠としゃもじ、龍宮の入口正面、そして岩屋の奥の龍の像である。

 

 例年、弁財天にお参りした後は島の頂上まで登り灯台脇で湘南の町並みと相模湾の絶景を楽しんでいる。しかし、今年は広報誌に紹介されていたこともあって、島の一番奥まで足を伸ばし奥津宮と龍宮にもお参りした。衰えた足に大きな負担となったが、とにかく完歩できたことを心から喜んでいる。

 

後半部分の写真の紹介

・龍口寺の正門

・島へ渡る橋のたもと両脇に立つ「龍灯」

・青銅鳥居の額縁

・石段踊り場の額の彫刻

・銭洗い池の龍の像

竜神大神入り口の龍の像

小田急片瀬江ノ島駅