ストーブの準備

[風を感じ、ときを想う日記](1160)12/20

ストーブの準備

 

 今朝、6時過ぎに2階南側の雨戸を開けたら、真正面の高い位置に下弦の残月が輝いていた。わが家はやや東に向いているので、月の方角は南南東あたりに位置していたことになる。スイカを食べ終わって、残りの皮の内側を上に向けて高く掲げた感じである。暦を見ると、今日は旧暦の11月27日にあたっているので、あと2日も経てば旧暦も12月となり真っ暗闇の新月となる。

 

 カメラを持ちだして撮影しようと思ったが、あまりにも寒くて起き抜けの体はそれに応じようとしなかった。エアコンを入れ部屋の暖まるのを待ったが、結局震えながら朝食をいただくことになった。天井近くから吹き出す暖気は、いくら下向きにしてもその効果には限界がある。寒さを我慢することにも限界が見えてきた。いよいよストーブの助けを借りるときが来たようだ。

 

 一息入れたところで、物置からストーブを取り出した。ガスと電気の2種類である。ガスストーブは居間の補助暖房として、電気ストーブは浴室の脱衣場を暖めるためのものだ。この季節になると、高齢者の浴室での事故が多いので、わが家もそれに備えようというのだ。セントラルヒーティングの備わった家ならともかく、わが家にはそんなしゃれたものは設置されていないのだ。

 

 いろいろあった寅年も、残りわずかとなった。恐ろしいトラに代わって、あの優しいウサギがキャラクターを務める卯年がやってくる。