年賀状の準備

[風を感じ、ときを想う日記](1159)12/18

年賀状の準備

 

 今年も、年賀状のプリントが仕上がった。「エッ?あの人まだ元気だったんだ!」といわれたくて今回もそれを準備した。そして、久し振りに古いお知り合いのことを思い出すきっかけにもなった。どんな薄いご縁でも、今日まで続いてきただけで大きな価値がある。これからも末永く大切にしていきたいものだ。

 

 まずは、久しぶりに連絡先名簿の整理をした。そして、一年ぶりに年賀状ソフトを開いた。かつては、手順を思い出すのに苦労してきたので、近年はそれを克明に記録しておき、それにしたがって作成するようにしている。ただ、今回はその記録の保存先を思い出すのにまた一苦労してしまった。

 

 出来上がった年賀状には、手書きの添え書きを入れたいと考えている。いただいたハガキにそれが入っているときの暖かさを思うとき、やはりどうしてもそうしたいと思わざるをえないのだ。これから、一両日をかけて少しでも多くの文字を書き入れるつもりである。

 

 それにしても、枚数はずいぶん減った。現役最盛期の三分の一にも満たない寂しさである。数はもとより、密度もまたしかりである。それでも、便りをさせていただけるお相手がいるだけで、そして便りをいただけるお相手がいるだけでしあわせある。

 

 これからも、自分自身で準備ができるかぎり、できるだけ手間暇をかけ、心のこもった準備をしていきたいと思っている。