立冬

[風を感じ、ときを想う日記](1150)11/7

立冬

 

 今日11月7日とこれからの2週間は、二十四節気でいう立冬にあたる。書物などによると、陽の光が弱くなり、冬の気配が感じられるようになるころ。そして、サザンカスイセンの花が咲きだし、北国からは雪の便りが届くようになるころと解説されている。まさに、冬の入り口に差しかかったわけである。

 

 たしかに、冬の始まるころという雰囲気があたり一面に漂いはじめた。木枯しが吹き、木々の葉っぱは次々と吹き飛ばされていく。きれいな写真を撮りたいと歩きまわっても、満足のいくような花などどこにも見あたらない。その一方で、テレビでは、北海道や東北の雪の景色が見られるようになってきた。

 

 そんな折、手元にあった暦をながめていたら、明後日11月9日は119番の日とあった。それなら、一日前の明日は118番の日になるのかなと思ったら、海上保安庁の日は1月18日だと書かれていた。そして、110番警察庁の日は11月10日ではなく1月10日だと明記されていた。

 

 余談はともかく、立冬の声とともにいよいよキクのシーズンに入る。赤、黄、ピンク、そして白。色だけではない。花の形や大きさ、さらには花びらの形まで個性豊かなものが次々と登場してくるはずだ。そして、いま山の中腹を彩っている紅葉も少しずつ里に下りてくるはずである。日々厳しさを増す寒さを跳ね飛ばし、これからは菊と紅葉を存分に楽しみたいものである。