大雪

[風を感じ、ときを想う日記](1157)12/7

大雪

 

 今日とこれからの半月間は、二十四節気でいう「大雪(たいせつ)」にあたる。立冬小雪に次ぐ冬としては三番目の節気である。ものの本には、山だけでなく平野にも雪が積もる。熊が冬眠に入り、南天の実が赤く色づく。ブリなど冬の魚の漁も盛んになる。・・などと解説されている。

 

 この季節を形容する言葉としては、「冬日和」(ふゆびより)や「風花」(かざはな)が思い当たる。前者は、穏やかに晴れた冬の日のこと、そして後者は、晴天の青空の中をハラハラと舞うように降る雪のことと説明されている。

 

 ところで、一昨夜から昨日の朝にかけて通過していった低気圧は、大雨と本格的な冬の寒さを伴っていた。おかげで、わが家のモミジはその真っ赤な葉っぱをあらかた落とされてしまった。あれらは、普段なら乾いて丸まって落ちるが、今回は雨で落とされたために赤ちゃんの手の形をしたままである。

 

 昨日の昼過ぎには、コロナの五度目のワクチン注射を予約してあった。あれは腕の最上部に打つので、袖の長いものは着ることができない。ジャンパー2枚を重ね着し、その内側は夏の格好で寒さに震えながら順番を待った。

 

 それにしても、今日はいいお天気になった。朝のうち凍えるように寒かったが、そのうち上着を脱いでちょうどいいところまで温かくなった。こんないいお天気のときこそ、大掃除や年賀状書きなど早めに済ませておいたらどうだろう。