さくら咲く

イメージ 1

イメージ 2

[風を感じ、ときを想う日記](840)3/2
さくら咲く

 3月の声を聴いたとたん、春の来たことを体全体で実感させられている。先週あたりから、本場の伊豆では河津ザクラが満開になったと聞かされていたが、ここらあたりでも一気にそのような雰囲気になってきた。

 わが家の近辺では、4箇所でそれらを楽しむことができる。一番早かったのが自動車学校の南面で、数日前から満開状態になっている。昨日未明の大雨で、足下にはすでに花びらが散らかっていた。次が富士見坂で、いまちょうど満開を迎えたところである。その名のとおり、富士とサクラを同時に満喫できる。

 両方とも、私たちの目を十分に楽しませてくれているが、なにかが一つ足りない。足下を彩る菜の花が見られないのだ。その点、郵便局裏手の斜面では、すでに黄色い花が満開である。サクラはまだ六分程度だが、それが八分、九分ともなれば、ピンクと黄色の見事なコントラストがみられるはずである。

 これら近所の名所3箇所が一段落するころ、50本にも上る大パノラマが引地川親水公園の下流側に現れ、一気に春本番を告げることになるはずである。

 かつては、この季節になると当然のように河津まで足を運んでいた。それが、松田町や三浦海岸でも堪能できるようになり、行き先も分散するようになった。そしてついには、自宅近辺でもその雰囲気を楽しめるようになった。ドライブというもう一つの楽しみはないが、花そのものの楽しみは近所で十分である。