五月の光

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[風を感じ、ときを想う日記](691)5/9
五月の光

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。
 

 ・・・「立てば芍薬 座れば牡丹、歩く姿は百合の花」。よく似ているボタンとシャクヤクの、違いと美しさを和服姿の美人に例えたのがこのフレーズです。

 ボタンは落葉の低木で、枝は横方向に広がっていきます。一方のシャクヤク多年草で、冬には地上部分が枯れ、春になって新しい芽が出ると上に向かって伸びていきます。横方向の正座姿が絵になるのがボタンなら、縦方向の立ち姿が似合うのがシャクヤクというわけです。こうしていま、あちこちで華麗な花の競演が繰り広げられています。

 こんなボタンとシャクヤクのように、それぞれの持ち味を磨き合い競い合っていけば、私たちもいつまでもはつらつとした若さを保つことができるのではないでしょうか。・・・
 

 実際には、露地物のボタンとシャクヤクの開花時期はかなりずれており、両者が競演する風景はほとんど見ることはできない。

 わが家のあたりでは、ボタンはゴールデンウィークの前まで、シャクヤクゴールデンウィーク明けのこれからが見ごろになるはずである。そして、今回はわき役に甘んじているユリの開花時期は、シャクヤクからさらに遅れて6月ごろになりそうである。