記録的な大雪

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[風を感じ、ときを想う日記](622)2/9
記録的な大雪

 大雪のとき、いつも南側の家の屋根から大量の雪のかたまりが落ちてくる。ところが今回は、その屋根に雪はほとんど積もらず、瓦の高くなった部分など露出したままである。サラサラ雪で、おまけに強風が吹き荒れているためのようだ。そういえば、テレビでは暴風雪警報が出ているといっていた。

 一方、わが家の庭の木には大量の雪が積もっている。屋根より低く、風当たりが弱いためだろう。そこに積もった雪は厚みを増し、枝はいまにも折れそうなほどたわわになっている。北陸あたりのように、雪吊りでもしてやれればそれに越したことはないが、いまさらそれは無理な相談である。

 テレビニュースでは、各所で停電が発生しているという。雪の重みで電線が切れてしまったようだ。もし停電にでもなれば、あたりは真っ暗、テレビはお休み、暖房はすべてストップ、水道も出なくなり、飲み水はおろかトイレも使えなくなる。懐中電灯を用意して、とにかく早めに床に着くことにした。

 一夜明けて、積雪はさらに記録を更新していた。都心部でさえ27センチに達したという。新聞を取りに行こうとしてびっくりした。北向きの玄関は、ドアが重くてなかなか開けることができない。雪が吹き溜まりとなって、外側からしっかりとガードしていたようだ。

 外は、雪国にも負けない見事な銀世界が陽光のもとに広がっていた。