一月の光

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[風を感じ、ときを想う日記](616)1/12
一月の光

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。
     
     ◇    ◇    ◇

 今年は午(うま)年、「午」の原形は「忤」で、草木の成長が極限を過ぎ、衰えの兆しをみせはじめた状態のことをいうそうです。午が十二支の中間を過ぎた7番目にあることから、そのように見られているのかもしれません。

 午は「馬」とも書きますが、これは覚えやすくするための単なる記号のようです。それでも、私たちは馬の方により親しみを覚えます。強い脚力、広い視野、豊かな社会性、そしてなにより草食系であることに好感がもてるからです。

 健康で穏やかに暮らしていくための知恵を、彼らは生まれつき備えているようです。午や忤は棚上げし、馬にあやかって今年も穏やかに過ごしましょう。

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 ところで、明日13日の月曜日は成人の日、国民の祝日にあたる。会社勤めの人はたいていが3連休となるはずだ。このころ、太平洋側でもお天気が大きく崩れることがある。晴れ着の裾をまくり、足元を気にしながら歩く女の子の姿は、この季節の風物詩として人々の記憶に刻みこまれている。

 しかし、今年はお天気にも恵まれそうだ。暖かな日差しを浴びれば、晴れ着も一段と華やかさを増すのではなかろうか。