三月の風

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[風を感じ、ときを想う日記](562)3/14
三月の風

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。

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 この時節、女の子のいるご家庭なら、お雛さまがにぎやかに飾られることでしょう。その雛まつりのすぐ後には、啓蟄と呼ばれる季節の節目が待っています。土の中で冬籠りをしていた虫たちが地上に這い出してくるころだそうです。

 動きだすのはもちろん虫たちだけではありません。草や木や鳥たちも、一斉に活動を始めます。春休みに入ると、私たち人生の大先輩も子供たちに混じってラジオ体操を始めることになります。

 それでも、春とはいっても突然真冬のような寒さに見舞われることもあります。あまり張り切らないよう、アクセルとブレーキは適度に使い分けましょう。

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 ところで、昨日はものすごい春の嵐に見舞われた。テレビのニュースには、成田空港に着陸しようとした航空機が、強風にあおられたため着地後に再び上昇する場面が映し出されていた。別の場面では、自転車がはるか上空の電線に引っ掛かって通行人を驚かせていた。

 なにかが変わろうとするときはとかく軋轢があるものだ。季節が大きく動くときも、激しい嵐や気温の急激な変化を伴うようだ。