単純疱疹

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[風を感じ、ときを想う日記](394)10/25
単純疱疹

 2週間前の火曜日、朝、顔を洗おうとしたら鼻の表面に違和感を覚えた。鏡で見ると、その側面が赤く腫れあがっていた。場所からいって、どうやら面疔(めんちょう)ができたようだ。抗生物質の軟膏を塗っておけば、2~3日もすれば治るだろう・・。

 翌日、ゴルフコンペから帰って鏡を覗くと、鼻の腫れはさらにひどくなっていた。3日目の朝とうとう近くの皮膚科の門をたたいた。お医者さんの見立てでは、面疔ではなく単純疱疹(単純ヘルペス)だという。

 5日分の飲み薬を渡され、生活は平常通りでいいという。鼻が真っ赤に腫れあがり、外出には躊躇せざるをえなかったが、週末にかけてのスケジュールはめずらしく立て込んでいた。

 5日目の日曜日になって、疱疹は峠を越えた。ただ、醜い鼻の外観はほとんど改善されていなかった。この日の町人会では、結局その無様な格好を衆人に晒すことになった。

 単純疱疹は、帯状疱疹と近縁関係にあるヘルペスウイルスによって発症する。風邪や紫外線が誘発要因になって、主に口の周辺に現れるという。予防法はないので、自身で健康に注意するほかないそうだ。

 あれから2週間、疱疹は治癒したがあの赤味はいまも残ったままである。