米・同時テロ
「お父さん、あの世界貿易センターに飛行機がぶつかったそうよ」。風呂から上がってきたばかりの私に、テレビのニュース速報を見て家内が叫んだ。
２ヵ月半前にそこを訪れたばかりであったので、特別の感慨をもってその報に接した。当初、軽飛行機かなにかが、操縦を誤ってぶつかったのだろうくらいに考えていた。それがあんなすごいことになっているとは・・。
５年前、９月１１日の同時テロに会った飛行機は全部で４機である。
．▲瓮螢ン航空１１便、ボーイング７６７型機
午前８時４６分、世界貿易センター北棟へ突入
乗客８１名、乗員１１名、合計９２名
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午前９時０３分、世界貿易センター南棟へ突入
乗客５６名、乗員９名、合計６５名
この ↓△粘き添えになった犠牲者は２,５９２名、犠牲者総数は２,７４９名
アメリカン航空77便、ボーイング７５７型機
午前９時３８分、アメリカ国防総省（ペンタゴン）へ突入
乗客５８名、乗員６名、合計６４名
この事故で巻き添えになった犠牲者は１８９名、犠牲者総数は２５３名
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午前１０時０３分、ペンシルベニア州ピッツバーグ郊外に墜落
乗客３７名、乗員７名、合計４４名
乗客達の体を張った活躍により、ほかに巻き添えになった人はいない。
この同時テロによる犠牲者の総数は３,０４６名、世界中の人々が受けた心の傷ははかり知れない。まさに、形を変えた戦争である。
あれからまる５年、グランド・ゼロの再開発計画は出揃った。しかし、そのつめ跡はあまりにも深い。その傷を癒し、この災いをどこまでプラスに転じることができるか。人類の叡智が試される時である。
[写真、上は工事中のグランド・ゼロ
下はグランド・ゼロのすぐ近くにあるトリニティ教会]
