ウグイスの初鳴き

[風を感じ、ときを想う日記](1244)3/17

ウグイスの初鳴き

 

 普段どおりの時間に目が覚め、そのままトイレへ行った。いつもなら、遊行寺の朝6時の鐘の音が伝わってくるのに、今朝は近くの雑木林の方角から、「ホー、ホケキョ」というウグイスの声が聞こえてきた。「いつもながら、ウグイスの声は透き通っていてきれいだなあ」と思った。

 

 「待てよ!いつもながらではなく、ずいぶん久し振りに聴いたような気がするぞ」。今朝の鳴き声は今年の初鳴きだったのかもしれない。普段はカラスがガアガアとうるさいのに、このときに限っては鐘の音のほかはなにも聞こえてこなかった。早起きの鳥たちも、ウグイスには一目置いているのだろう。

 

 朝食後、自身のブログからここ数年のウグイスの初鳴きの記録を追ってみた。‘22年:3月15日、‘21年:やはり3月15日、‘18年:3月7日、そして‘17年:3月25日などとなっていた。やはり、だいたい3月半ば頃から鳴き出すようだ。‘17年の記録には“例年3月17日ごろ”という注釈が付けられていた。今朝の鳴き声は結構上手に聞こえたが、やはり初鳴きだったようだ。

 

 一息入れて、今度は近所の公園へ月一回の掃除に出かけた。先月まであれだけたくさんあった落ち葉もすっかり少なくなり、作業は簡単に終えることができた。もう少し経つと、今度は常緑樹の落葉が始まる。ウグイスの初鳴きといい、常緑樹の新芽の準備具合といい、季節は確実に進んでいるようだ。