[風を感じ、ときを想う日記](960)4/18
四月の風
今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。
・・・今朝も、夜明けとともにウグイスが透きとおった声で鳴きはじめました。
ところで、私たちはウグイスについて誤った認識をもっているようです。その一つは、梅にウグイスです。ウグイスはきわめて警戒心が強く、梅の枝に止まって鳴くようなことはまずしないそうです。いま一つは、ウグイス色です。私たちがそう呼んでいるのはオリーブに近いグリーンですが、実際のウグイスの色はむしろ茶褐色に近いものです。
おそらく、昔の人がメジロと梅の取り合わせを誤認したのがはじまりと思われます。それが元で、メジロの色もいつのまにかウグイス色と勘違いするようになったのでしょう。
まだまだ練習不足のようですが、ウグイスの鳴き声を聞くだけで心が洗われるようですね。・・・
昨夜、日付が変る頃から雨が激しくなり、今朝も勢いよく降り続いている。この激しい雨は、雷まで伴って夕方まで続くそうだ。
そんな厳しい気象条件にもかかわらず、ウグイスたちは今朝も早くから美しい鳴き声を響かせている。コロナ騒動でストレスが溜まっているときだけに、その透き通ったひびきはいつも以上に私たちの心を癒やしてくれる。